2023年の全日本大学駅伝が開催され、関東勢の大学が躍動しました。
出雲駅伝に続く今シーズン2戦目の大会となったこのレースでは、優勝を争う上位の大学を中心に、各チームの特色ある走りが展開されました。
箱根駅伝に向けた調整や勢力図が垣間見えた白熱の大会を、振り返り紹介します。
1位 国学院大学 5:09:56
出雲駅伝に続き、国学院大学が全日本大学駅伝でも優勝を果たし、大学駅伝での2冠を達成しました。
5区の野中選手が区間賞、そして、6区山本選手も区間賞、区間新で今回の大会でMVPに選出される快挙を成し遂げています。
山岳区間の粘り強さが求められる箱根駅伝でも、この国学院大学の安定した選手層は、再び優勝争いをリードすることでしょう。
勢いとチーム力の厚みを持つ彼らに大きな期待がかかります。
#全日本大学駅伝、#国学院大学 が出雲駅伝に続いて制しました。
大学駅伝3冠に王手です。残るは箱根駅伝――。
動くグラフで見る通過順位 : 読売新聞オンライン
https://t.co/i04kWceTxm #國學院大学 #國學院初優勝— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) November 3, 2024
2位 駒沢大学 5:10:24
駒沢大学は、序盤で一時16位にまで順位を落とす苦しい展開でしたが、3区からの選手たちが次々と順位を引き上げ、驚異的な追い上げを見せました。
7区の篠原選手は、区間賞、49:57で青山学院大学との差を一気に詰め、8区山川選手の区間賞の力強い走りが光り、青山学院との差2分37秒差を抜き2位でゴールし底力を証明しました。
駒沢大学の後半での粘り強さは、箱根駅伝でも大きなアドバンテージとなるでしょう。
箱根に向けたチームの準備が進む中、駒沢大学がどのように戦略を練ってくるか注目です。
3位 青山学院大学 5:10:41
青山学院大学は、鶴川選手が2区で区間賞を獲得してトップに立ち、さらに4区黒田選手区間賞の粘り強い走りで差を広げました。
しかし、8区で国学院大学に追い抜かれ、惜しくも3位でのゴールとなりました。
青山学院大学は箱根駅伝の経験が豊富であり、今回の結果を踏まえて次のレースへの準備を進めることでしょう。
雪辱を果たすべく、戦略を練り直し、新たな走りを見せてくれるはずです。
#創価大学 VS #青山学院大学
デッドヒート!🔥#ホヤホヤ見逃シーン👀 #全日本大学駅伝 #伊勢で決まる日本一 pic.twitter.com/cUBFrGCUqD— テレ朝駅伝🎽全日本大学駅伝 (@exrikujo1) November 3, 2024
4位 創価大学 5:13:17
出雲駅伝に続き全日本でも4位に入り、非常に安定した走りを見せました。
特にアンカーの野沢選手の走りが注目され、ハーフマラソン61分台でのタイムを活かした実力を発揮。野沢選手の力強い走りが、チームにとっての安心材料となりました。
箱根駅伝の山岳区間を得意とする選手がいることもあり、箱根駅伝での上位争いに再び絡んでくることが期待されます。
5位 早稲田大学 5:14:24
早稲田大学は、序盤に苦しい展開があったものの、7区と8区で若手の2年生コンビ長尾・工藤選手が活躍し、順位を上げて5位でフィニッシュしました。
後半での粘り強い走りがチーム全体の力となりました。
スタートダッシュが今後の課題とされていますが、この粘り強い走りは、箱根駅伝に向けた大きな強みです。
スタートからの展開力を磨き、さらに上位を目指す走りが期待されます。
今回の注目校は?
初シード獲得に成功した立教大学
立教大学は箱根駅伝予選会でトップ通過した勢いそのままに、全日本大学駅伝で初出場ながら見事にシード権を獲得しました。
特に後半での走りがチーム全体を押し上げ、シード権を獲得しました。
帝京大学と東京国際大学の熾烈な競り合い
帝京大学と東京国際大学は、シード権争いで激しく競り合いましたが、最終的には帝京大学がわずか11秒差でシード権を獲得しました。東京国際大学は惜しくもシード権を逃しましたが、箱根駅伝での巻き返しに期待がかかります。
まとめと今後の注目ポイント
全日本大学駅伝2024は、関東の大学がそれぞれの個性を活かし、熱い戦いを繰り広げた大会でした。
優勝を勝ち取った国学院大学の安定感、後半の追い上げを見せた駒沢大学、そして戦略的な走りを披露した青山学院大学。
各校が持つ特徴が際立つ中、次の箱根駅伝に向けてどのような準備を進めるのか、ファンとして楽しみが増すばかりです。
箱根駅伝でのリベンジや新たな戦いに期待し、また多くの名場面が生まれることを心待ちにしています。